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すべてはシニアのために、京セラの「かんたんケータイ」シリーズ10機種を一気に振り返ってみた

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7月末に発売された「かんたんケータイ KYF32」で、シリーズ10モデル目を迎えた京セラの簡単ケータイシリーズ。
本日、京セラが今までの取り組みと最新モデルの魅力を解説する説明会を開催しましたが、会場に全モデルが展示されていたので、一気に振り返ってみることにしました。詳細は以下から。

・W32K(2005年6月)
京セラが世に送り出した初の簡単ケータイがW32K。2004年夏モデル「W21K」がベースで、あらかじめ登録した最大3件の連絡先に簡単に発信できる「ワンタッチボタン」を備えていました。







・A101K(簡単ケータイS、2005年10月)
2005年にKDDIに吸収されたツーカーのヒット商品「ツーカーS」のau版として開発されたモデル。家庭のコードレス電話のようなシンプルすぎる作りは、人生において電話を使ったことが一度でもある人であれば、誰でも使えるであろう簡単さでした。


電源のオン・オフはスライド式スイッチ、呼び出し音量は背面のダイヤルで調節できるという、限りなく分かりやすいインターフェースです。



ワンタッチボタンもここまでシンプルだと、もはや清々しさすら感じます。

◆A5528K(2007年8月)
メニューやアドレス帳、メールなどを「でか文字」で表示できるのが特徴のモデル。



◆K003(2009年8月)
ワンタッチボタンなどはそのままに、性能などをブラッシュアップ。



簡単ケータイSで好評だったスライド式電源スイッチを搭載しました。



◆K004(2010年2月)
K003のほぼマイナーチェンジモデル





◆K005(2010年6月)
au初の防水・防塵対応モデルとして登場。ワンタッチボタン、スライド式スイッチは健在です。



キーに盛り上がりを付けることで、押しやすくなるアプローチを採用しています。

◆K008(2011年1月)
K005のマイナーチェンジモデル






◆K010(2011年5月)
510万画素カメラを搭載。簡単ケータイシリーズでも高画質な写真を撮ることができるようになりました。





◆K012(2012年2月)
聞こえやすさに注力したモデル。周囲の雑音をカットできるノイズキャンセル機能に加えて、画面自体が震えることで、画面のどこに耳を当てても音を聞き取れるようになるスマートソニックレシーバーを搭載。実に4年間にわたるロングラン商品となり、auにとって最後のARIB-B端子(旧来のフィーチャーフォン用充電端子)を備えたモデルとなりました。







◆かんたんケータイ KYF32
そして今回新たに発売されたのがこちら。簡単ケータイから「かんたんケータイ」へとシリーズ名を改めました。



もちろんワンタッチキー、スライド式電源スイッチ、スマートソニックレシーバーなどは踏襲。



新たに防犯ブザーを備えました。


K012の3インチワイドQVGA(400×240)から、3.4インチフルワイドVGA(854×480)にまで高精細&大画面化。文字をはっきりと表示できる上、大きく見やすくなっています。

キーサイズ、キーピッチもさらに大きく見やすく。

京セラの簡単ケータイシリーズの集大成とも言えるモデルです。なお、かんたんケータイ KYF32の魅力を京セラ自らが解説した記事はこちら。

ちなみにKYF32はガラケーの外見をしていつつも、中身はスマホの部品とカスタムAndroid OSで構築されたガラホ。しかしながら、あくまでかんたんケータイとしての役割のため、そしてGRATINA 4Gとの棲み分けのために、Wi-Fi機能などはカットされています。

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