新規に周波数帯が割り当てられたことを受け、UQコミュニケーションズが10月末のサービスインを予定している「WiMAX 2+」について、親会社のKDDIがスマートフォンに採用する方針であることを明かしました。
「提案が評価されたと思っている」:KDDI田中氏、「スマートフォンでもWiMAX 2+を利用したい」 – ITmedia Mobile
ニュース – KDDI第1四半期決算は過去最高の増収増益、「WiMAX 2+はスマホに載せて使いたい」:ITpro
大手メディア各社の報道によると、KDDIの田中社長は先日行われた同社の2013年第1四半期決算発表会において、「WiMAX 2+」をデータ端末だけでなくスマートフォンに採用する意向であることを表明しています。
具体的な登場時期などについてはコメントしていませんが、WiMAXユーザーに対してもWiMAXとWiMAX 2+を両方使えるハイブリッド端末を提供し、WiMAX 2+に移行させるとのこと。
WiMAX 2+は世界的な普及が期待できる高速通信規格「TD-LTE」と互換を持つとされる規格であるため、「HTC EVO WiMAX」「HTC EVO 3D」のように、海外で発売されているTD-LTE端末をほぼそのままの形で国内販売できると考えられます。
また、TD-LTEではなくWiMAX 2+をサポートする機種の場合、既存のWiMAXエリアでも利用可能となり、WiMAX 2+とシームレスに切り替えできる点についても注目したいところ。
2012年夏モデルとして「HTC J」などが登場して以来、一向に新機種が出る気配が無かったWiMAXスマートフォンですが、今度はより高速なWiMAX 2+スマートフォンとしてお目にかかることになりそうです。
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